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【口蹄疫】宮崎の酪農再建、茨城から子牛到着
口蹄(こうてい)疫被害からの経営再建を目指す宮崎県に、茨城県の農家から有償で提供を受ける乳牛の子牛25頭が27日、宮崎県に到着した。茨城の酪農家団体から、宮崎の復興を支援したいとJA宮崎経済連に申し入れがあった。子牛はいったん宮崎県畜産公社が預かり、東部5町が経営再開の11月1日以降、被害農家に引き渡す予定。
27日午前9時半ごろ、同県都城市にある公社の牧場に、10トントラックに積まれた子牛たちが運び込まれた。トラックは25日午前に茨城を出発し、2日かけて到着。荷台から降り、牛舎内で元気に動き回る子牛を見て、職員らは笑みを浮かべた。
JA宮崎経済連によると、子牛は1頭20万〜30万円で売却される。酪農課の内田好祐主査は「いよいよ経営再開できることを実感している。農家が牛を待ち望んでいるので、渡すのが楽しみだ」と話した。