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ヤンキース 岩隈獲り参戦!入札額高騰も…

世界一奪回へ先発投手獲得が最優先課題のヤンキースにとって制球力と安定感がある岩隈は欲しい存在だ
世界一奪回へ先発投手獲得が最優先課題のヤンキースにとって制球力と安定感がある岩隈は欲しい存在だ
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 ポスティング・システム(入札制度)による大リーグ移籍を表明している楽天・岩隈久志投手(29)の入札にヤンキースが参戦する可能性が出てきた。25日(日本時間26日)、ブライアン・キャッシュマンGM(43)が入札参加を示唆した。30球団最高の資金力を誇るヤ軍が参戦すれば、1000万ドル(約8億1000万円)台と見られていた最高入札額が2000万ドル(約16億2000万円)台へと高騰する。

 ヤンキースタジアムで今季の総括会見後、キャッシュマンGMは岩隈について「彼のことは知っているが、(評価の)コメントはできない」と前置きした上で「ポスティング・システムは嫌いだが、それが選手獲得の妨げになることはない。ポスティングされた選手がいるなら、入札する可能性はもちろんある」と参戦の可能性を明かした。

 連覇を逃したヤ軍にとって、先発投手獲得は世界一奪回の最優先課題。同GMは「先発投手はシーズン終盤は弱点となってしまった。攻撃面がいくら良くても、投手がすべてだ」と積極補強を宣言した。先発投手の中で計算できるのはサバシアとヒューズの2人だけ。FAとなる38歳左腕ペティットは現役続行が微妙で、バスケスとは残留交渉を行わない方針だ。今オフFAとなる左腕リー(レンジャーズ)獲得に全力を挙げるが、補強は1人では足りない。FA市場に大物先発投手が少ないこともあり、ポスティング・システムに否定的な同GMも、岩隈獲得を本気で検討せざるを得ないのが実情だ。

 日本まで球団幹部が視察に訪れるなど、綿密な獲得調査を進めていたダルビッシュが来季は日本ハム残留を決断。だが、あるヤ軍スカウトは岩隈についても「テンポよくストライクゾーンに投げ込むことができるし(09年の)WBCでもいい投球を見せていた。見ていて楽しい投手」とダルビッシュに負けない評価をしている。WBCで4試合で防御率1・35とMVP級の活躍をみせた右腕を2年間にわたり調査。今季は10勝(9敗)に終わったが、高い制球力と決め球にフォークを持つ岩隈は、すぐに大リーグに適応できると判断している。

 ヤ軍が入札参戦となれば「1000万〜1500万ドル」(大リーグ関係者)とみられていた最高入札額も、2000万ドル以上へ高騰することが予想される。来季へ向け各球団が補強戦略を練る中で、岩隈の注目度は確実に増してきている。

 ▽ポスティング・システム(入札制度) FA権のない選手が所属球団に容認された上でメジャー移籍を希望した際、その交渉権をメジャー球団が入札により獲得するシステム。入札最高額を所属球団が受諾すれば、30日の独占交渉権が与えられる。期間は11月1日から翌年3月1日まで。98年、日米間選手契約に関する協定で定められた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月27日 ]

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