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架空投資:相沢英之元議員の自宅など捜索 関係先として

 架空の投資話を持ちかけて会社社長から約1800万円をだまし取った疑いがあるとして、警視庁が東京都千代田区の不動産会社「岡田興産」の会長(73)=別の詐欺事件で有罪判決=の自宅など関係先数カ所を詐欺容疑で家宅捜索していたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。交渉の場に同席したとされる元経済企画庁長官で弁護士の相沢英之・元衆院議員(91)の事務所や自宅も関係先として捜索。参考人として任意で事情を聴いている。

 捜査関係者によると、会長らは06年9月、「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)が管理する山陰地方の福祉施設2カ所について、「随意契約で取得する予定だが、手付金が足りないので貸してほしい」とうそをつき、愛知県内の会社経営の男性から約1800万円をだまし取った疑いがある。会長らは「取得した施設を転売すればもうかる」と説明していた。

 関係者によると、岡田興産は相沢元議員が所有するビルの一室に事務所を置いていた。会長らは「元議員は岡田興産の顧問」として、交渉に同席させたという。相沢元議員は任意聴取に「勝手に名前を使われた」と関与を否定しており、警視庁がかかわりの有無を慎重に調べている。

 RFOによると、施設の売却は原則として一般競争入札で行い、随意契約という形は採っていない。

 岡田興産会長は昨年7月、架空の土地転売話を巡る詐欺事件で逮捕され、今年4月に有罪判決(懲役3年・執行猶予5年)が確定。この事件では相沢元議員の名前を挙げ「我々は先生の会社のようなもの」と被害者を信用させていた。

 相沢元議員は大蔵省(当時)の事務次官を務めた後の76年、自民党から衆院議員選挙に出馬。経済企画庁長官や金融再生委員長などを歴任した。03年の総選挙で全国最高齢候補として10選を目指したが落選。政界引退後は弁護士登録し、09年4月からは東京福祉大学(東京都豊島区)の学長を務めている。

毎日新聞 2010年10月27日 11時05分(最終更新 10月27日 13時03分)

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