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桐生・小6自殺:同級生が母の悪口 いじめのきっかけか

 群馬県桐生市立新里東小6年、上村明子さん(12)が自殺し、父竜二さん(50)が「学校でのいじめが原因」と訴えている問題で、竜二さんは26日、毎日新聞の取材に「母親がフィリピン人であることもいじめの原因の一つだと思う」と述べた。

 竜二さんによると、明子さんが5年生だった09年、母親(41)が初めて授業参観に訪れた。その際、明子さんは同級生から母親の容姿について悪口を言われた。その後、いじめられるようになった。

 一方、明子さんの告別式が26日、同県みどり市の斎場で営まれ、学校関係者ら約90人が最後の別れを告げた。同じクラスの児童38人も学校の呼びかけに応じ、全員が参列した。

 児童代表の男児が「突然亡くなってしまってとても悲しい。安らかに眠れるよう願っています」と弔辞を述べると、竜二さんは「明子は寂しがりやだったので、友達をたくさん作りたいといつも言っていた。今日は学校の同級生に見守られ、喜んでいると思う」と声を震わせながらあいさつした。【塩田彩、角田直哉】

毎日新聞 2010年10月27日 2時34分

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