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ベイスターズ買収交渉打ち切りへ

10月27日 10時15分 twitterでつぶやく

プロ野球「横浜ベイスターズ」の買収に向け、球団を保有する民間放送の「TBSグループ」と交渉を行ってきた住宅設備最大手の「住生活グループ」は、買収の条件などをめぐって調整がつかず、交渉を打ち切る方針を固めました。

「住生活グループ」は、プロ野球の球団を保有することで会社やブランドの知名度の向上を図りたいとして「横浜ベイスターズ」の買収に乗り出し、「TBSグループ」と詰めの交渉を行ってきました。プロ野球では、球団を譲渡する場合、原則として参入するシーズンの前の年の11月30日までに「オーナー会議」などの承認が必要だとされていることから、双方は今月中の合意を目指してきましたが、関係者によりますと、これまでのところ買収金額など詳細な条件をめぐって折り合っていないということです。このため、住生活グループは、来年のシーズンから円滑に参入することが難しくなったと判断して、今回は買収を断念し交渉を打ち切る方針を固めました。今後は、TBSグループが、赤字が続く横浜ベイスターズの経営をどのような形で続けるのかや、新たな売却先を探すのかが焦点となります。双方は27日にもこうした経緯について発表することにしています。