出発進行！はお任せあれ。オリックスの木佐貫洋投手（３０）が２５日、来年３月１２日に全線開通し山陽新幹線との直通運転も始まる九州新幹線の一日駅長に名乗りを上げた。

　現在、拠点を置く神戸と地元鹿児島が一本で結ばれる日を前に黙っていられなかった。「熊本、鹿児島という大都市圏を結ぶ西回りは重要なんです」。自称“球界のてっちゃん”は利便性を切々と説いた上で「一日駅長でも何でもやります」と猛アピールした。

　実績がある。０４年に九州新幹線が部分開通した時は実家のある川内駅の一日駅長を務めた。その時に着用した制服は大事に取ってあり「意外と似合うんです」と自信満々。当時は新人王の肩書をひっさげ臨んだが、今回も３年ぶりに２ケタ勝利を挙げている。復活した右腕に、出発進行の合図を託すのもいいかも！？

[ 2010年10月26日付 ]