2010-10-26
Yahoo! JAPANを退職しました
このエントリはJon Keating氏による以下のブログ記事の日本語訳です。
Leaving Yahoo! Japan « The Jon
4年と少しを勤めたYahoo! JAPANを退職し、今よりも良い場所を求めて旅立つことを決めました。最初に入ったときの仕事は、動画ニュースのバックエンドを改善することでした。この会社に入る前、LinuxのcurlでASXファイルをダウンロードしたりしていました。そのためその仕事には馴染みがありましたが、それはユーザとしてでした。その後もいろいろなプロジェクトに関わり、いくつかは新聞や雑誌に取り上げられ、そのために日本の記者と話をする機会もありました。全体的に、それは素晴らしい経験でしたが、去るべき時が来てしまいました。
内部から見ていくつか思うことがあったのでここに書き記します。ここで言っているのはYahoo! JAPANについてのことで、アメリカのYahoo!のことではないことに注意してください。
四半期ごとに目標を決める制度はすべてを引き伸ばす文化を促進します。困難な目標に挑戦する代わりに、人々は保守的な手段を取る方向に最適化されていきます。これは全てをよりゆっくりにさせ、プロジェクトには必要以上に期間がかかります。
福利厚生にはお金がかかるかもしれません、しかしそれによって優秀な人材を会社に引き留めることができるとしたら、より多くのお金を節約できるでしょう。私たちが低い待遇に甘じることによって、Yahoo! JPはどれだけのお金を節約できたというのでしょうか?
皆がバグのないソフトウェアを作ろうとすることは野心的です(言い換えると不可能です)、しかし四半期ごとのボーナスにバグの数が反映されることになんの意味があるのでしょう?
時間単価で残業代を支払うことは惰性と引き伸ばしを推進します。労働者を罰している間だけ、彼らは効率的に働きます。
優秀なエンジニアが離れ始めたとき、すべてが終わり、最悪の連鎖が始まるでしょう。
新しい技術を学ぶ挑戦をするか弁解の壁に隠れるかが、情熱的なエンジニアと悪いエンジニアを区別する分かれ目です。
複雑な手続きは引き伸ばしの文化に慣れた悪いエンジニアを促進します。
各々のプリンタがどれだけ使われたかを追跡したり、1ヶ月間に印刷したページの数が増加したときに人々を警告するために誰かを雇い入れることは、本当に必要なのですか? 私にはそれによってお金が節約できるという確信を持てません。
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