仲井真弘多知事は15日午前、菅直人首相が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、日米合意前に公式非公式にも知事の理解を得ていると発言したことについて「政府の常とう手段であり、失礼極まりない」と強い不快感を示した。「当時の官房長官や防衛大臣と会って飯を食べたり酒を飲んだことはあるが、それが協議だとは良く言えるもんだ」と言葉を荒らげた。定例会見で述べた。
仲井真知事は「さまざまな案件で東京へは何度も行くが、一度としてオフィシャルな意見を求められたことはない」とし、日米合意前に政府と意見交換した事実はないと否定した。
県議会9月定例会で、県立浦添看護学校の民間委譲に伴う廃止条例案が継続審議になったことについては「民でできるものは民で。官でできるものしか官はやらんという日本全体の流れの中で取り組んでいる。その方向で議会の理解を得たい」と民間委譲への固い決意を表明した。
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仲井間知事が政府を批判 [更新:2010年10月15日 19:00] |