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自民都議、8カ月病欠も報酬1000万円超 関係者も眉ひそめ… (1/2ページ)
このニュースのトピックス:地方自治
東京の自民党都議が今年2月から8カ月、「病気療養のため」として本会議や委員会を長期欠席している。この間、議員報酬やボーナスは満額支給されており、その総額は1000万円を超えている。サラリーマンなら収入減は必至だが…。(夕刊フジ)
「1、2カ月なら許容できるが、8カ月以上も議会活動ができないと…。議会内でも『都民の理解が得られるのか』『やはり問題では』という話が出ている」
都議会関係者はこう語る。
長期病欠しているのは自民党の矢島千秋都議(62)=豊島区選出。学習院と中央両大学を卒業後、会社員や幼稚園経営、区議を経て、昨年7月の都議選で3選を果たした。
環境・建設委員会の副委員長として、昨年12月14日の同委員会までは出席していたが、今年2月18日の同委員会から欠席。都議会本会議も同月24日以降、「病気療養のため」として欠席している。
都議には、「議員報酬」「政務調査費」「費用弁償」という3つの報酬がある。
東京都議会局総務課によると、都条例(東京都議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例)では、都議を退職・失職するまでは議員報酬は満額出る。矢島都議の場合、月々103万円の議員報酬と、3月と6月のボーナス(約227万円)の合計は約1051万円にのぼる。
そして、12月には約254万円のボーナスまで支給される。
政務調査費は議員1人あたり月々60万円だが、これは所属会派である自民党に支給。本会議などに出席した交通費に充てる費用弁償は欠席のためゼロという。