年金目当て、母の死届けず 死体遺棄容疑で43歳男逮捕埼玉県川口市のアパートの部屋で25日夜、女性の遺体が見つかり、県警川口署は26日、死体遺棄の疑いで、この部屋に住む無職田島好典容疑者(43)を逮捕した。 同署によると、田島容疑者は母親の加津子さん(68)と2人暮らし。「遺体は母親で、8月下旬ごろに死んだ。死亡を届けると、年金が打ち切られてしまう」と供述しており、同署が裏付けを進めている。 母親に対する窃盗事件の捜査でアパートを訪れた署員が25日夜、室内で遺体を発見。6月以降、母親から任意で事情聴取していたが、7月下旬の聴取を最後に母親と接触できなくなっていた。 遺体はポリ袋でくるんだ上でシートをかぶせてあり、一部が白骨化。田島容疑者は「遺体をどうしていいか、分からなかった」とも供述、同署は病死した可能性が高いとみて、司法解剖して死因を調べる。 【共同通信】
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