岩国市の錦川鉄道は31日、前身の岩日線開通から50周年を迎えるのを機に、錦町駅前広場などで記念イベントを開く。錦川清流線の車両全4両を連結した便の運行や、ファッションショーなどを企画。清水晃一社長は「地域の人に支えられてここまで来られた。皆さんに楽しんでもらい、100周年を目指して頑張りたい」と話している。
4両連結するのは、午前9時51分錦町発と11時5分岩国発の便。前後の上下計4便はJR岩徳線などで走るキハ40形式の車両が走る。同社は25日から錦町駅で、川西―錦町間が乗り降り自由になる31日限定の「乗り放題きっぷ」を販売(中学生以上千円、小学生500円)。当日は列車内でも取り扱う。
錦町駅前広場特設ステージでは、午後1時半からファッションショーを開催する。市内のアパレルメーカー詩仙堂が演出し、夏休み期間中に列車内で観光案内などをした清流線アテンダントたち12人がモデルで出演する。とことこトレイン広場ではミニSLが走る。
岩日線は1960年11月、旧国鉄が岩国―河山間で開業した。87年4月に国鉄が民営化され、同年7月に市の第三セクター錦川鉄道がJR西日本から引き継いだ。錦川鉄道=電話0827(72)2002。
【写真説明】岩日線開通50周年記念イベントをPRするチラシ
|