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◇◇靖国訴訟　那覇地裁 原告の訴えを棄却◇◇
 10/10/26 (火) 19:01
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　沖縄戦で犠牲となった肉親が靖国神社に無断で祀られているとして、県内の遺族が神社と国に合祀の取り下げを求めていた裁判で、那覇地方裁判所はきょう、原告らの訴えを棄却しました。

　この裁判は、沖縄戦で犠牲となった家族が靖国神社に「英霊」として無断で祀れた事で精神的な苦痛を受けたとして遺族５人が合祀の取り下げと損害賠償を求めているものです。きょうの判決で那覇地裁の平田直人裁判長は、「靖国神社の合祀は遺族の信教の自由を妨害するものではなく、法的救済を求めることはできない」としました。一方民間人を軍属として祀っている事については、「靖国神社の信教の自由に関わる問題である」として、具体的な言及はしませんでした。また国が戦没者の情報を靖国神社に提供した事については、「違法性はない」と結論付け、原告の訴えを棄却しました。川端光善原告団長：「沖縄戦については一言も触れないで棄却すると」「もう少しは沖縄戦に触れてもらいたかったと、そうしないと裁判の意味はなかったわけです」「黙殺している、そういう感じがします」原告団は判決を不服とし控訴する方針です。
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