スマブラ小説 第7弾

  「メリークリスマス!」

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 冬真っ盛り、ある男の一言により始まった

 ルイージ「ねぇ?クリスマスパーティー開かない?」
  マリオ「クリスマス?あ〜、もうそんなシーズンか」
  ピーチ「シーズンって、クリスマスは今日よ」
  マリオ「ここに来てから時間の感覚狂ってなぁ…」
 ルイージ「普段から兄さんうといでしょ、そういうのには」
  マリオ「まぁ言うなって」
  ピーチ「で、どうする?やるの?私は異議無いけど」
  クッパ「賛成!」
  マリオ「うお!急に出てくるなよ!」
 ルイージ「とりあえず、みんなに聞いてくるね」


 ルイージ「というわけで、反対無しということで、開催決定♪」
 カービィ「わ〜い!パーティーだパーティーだ〜♪」
  サムス「ルイージってほんとそういう祝い事好きねぇ」
  ゼルダ「私たちの歓迎会開いてくれたのも彼ですしね」
  マリオ「昔っからそういうのは大好きだったよ、祭とかね」
  リンク「私そういうのはあまり参加したことありませんね」
フォックス「それじゃぁ、一段と楽しまないとな」

ファルコン「開くっつっても、何をするんだ?」
 ルイージ「そりゃぁ、遊んで騒いでおいしいもの食べて…」
ファルコン「いや、そういうのじゃなく、具体的にさ」
 ルイージ「う〜ん…」
  ピーチ「やっぱり、クリスマスといったらクリスマスツリーじゃない?」
 ルイージ「そうそう!それがなくちゃ!」
  マリオ「やれやれ、っていってもこの辺にそれらしき木はないぞ」
 ドンキー「だよなぁ、普通のは全部枯れてるみたいだし」
 カービィ「じゃぁ、ウイスピーウッズに頼もうよ!」
   一同「ウイスピーウッズ?」
 カービィ「ほら、僕の用意したステージの後ろにいる木の事だよ」
フォックス「あぁ、そんなのもいたな」
  マリオ「けど、あれはクリスマスツリー、って感じじゃないぞ」
  サムス「いいんじゃない?かたいことはいいっこなし」
  マリオ「ま、それもそうか」
 カービィ「じゃぁ僕、行って聞いてみるね」

 
 カービィ「お〜い!OKだってさ〜」
  マリオ「お、帰ってきた。…ってその右手のハンマーはなんだ?」
 カービィ「いや、なんか不満そうだったから、これをチラっと見せたら…」
フォックス「…それ脅しじゃねぇかよ」
  クッパ「み、見かけによらずやること過激なんだな…」
  マリオ「ま、まぁこれでツリーは確保できたな」
 ルイージ「じゃぁ会場もプププランドに決定だね」
  ピーチ「それじゃ、ツリーの飾りも用意しないとね」
  クッパ「俺の城のやつらにも全面協力させるか」
  リンク「じゃぁ、適当に取りかかりましょうか」


  リンク「さて、パーティーならご馳走も用意しないと」
  ゼルダ「けど、そんなに食料あるの?」
  マリオ「そうだなぁ、どうせなら盛大にしたいしな」
フォックス「じゃぁ、またグレートフォックスに持ってきてもらうか」
  ピーチ「いいの?」
フォックス「多分機内でもパーティー開いてるだろうからな、食料はたくさんあるはずだ」
  リンク「じゃぁ、すいませんがそうしてもらえますか?」
フォックス「まかせてくれ、さっそく連絡入れてくる」

  リンク「さて、それじゃぁ今から作っていかないと」
  ゼルダ「私も手伝うわよ」
  マリオ「俺も、2人じゃ大変だろ」
 ルイージ「僕も手伝うよ、もともと僕が言い出した事だし」
  リンク「それなら、充分間に合いそうですね」
   ネス「それじゃぁ、僕は飾り付けとかしてくるよ」
  マリオ「あぁ、よろしく頼む。あと一つ」
   ネス「何?」
  マリオ「カービィ連れてってくれ、つまみ食いでもされたらかなわん」
 カービィ「ぶー、僕そんなことしないよ〜」
  リンク「…3日前に、ちょっと、とかいって料理半分食ったのだれでしたっけ?」
  マリオ「…そんなことあったのか?」
 ルイージ「どうりでご飯が遅かったわけだ…」
 カービィ「じゃ、じゃぁ僕も飾り付け手伝ってくるね〜(逃」
  マリオ「やれやれ」


   ネス「さ〜て、まずは材料集めだ」
 ドンキー「どこで集めるんだ?」
   ネス「僕の村にたくさんあるよ」
 カービィ「僕にも任せて〜」
   ネス「じゃぁ、ひとまず集めて集合しようか」
 カービィ「それじゃ、プププランドに集合ね〜」


 カービィ「おまたせ〜」
   ネス「遅いよカービィ」
 カービィ「ごめ〜ん、とりあえず沢山持ってきたから」
 ドンキー「うわ、凄い量だな、どれどれ」
 カービィ「とりあえずいっぱい詰め込んできたから〜」
 ドンキー「…なんだこりゃ?やかんとか入ってるぞ」
 カービィ「あ、それ違う、気にしないで」
 ドンキー「こんどは目覚し時計…」
   ネス「カービィ、とりあえず手当たり次第流し込んできたね」
 カービィ「てへへ〜」
 ドンキー「まぁ、でもさすがに飾りになるのがほとんどみたいだな」
   ネス「じゃぁ、さっそく飾り付けに入ろうか」
ピカチュウ「ピカチュウも手伝う〜」
 カービィ「ところで、ネスはどんなの持ってきたの?」
   ネス「僕のは普通だよ」
 ドンキー「どれ。おぉ〜、本格的じゃないか」
   ネス「ママがこういうの沢山持っててね」
ピカチュウ「とりあえず、始めるでチュー」
  プリン「プリンもやるプリ」


ファルコン「さて、俺たちは何をしようかな」
   ポポ「パーティーなら、やっぱクラッカーとかも必要なんじゃないですか?」
  クッパ「なるほど、それなら俺の城にたくさんあるぞ」
 ヨッシー「…なんで?」
  クッパ「息子達がこういうのが好きなんでな、まったく」
  サムス「ク、クッパって子供がいたんだ」
  クッパ「失礼な、これでも7人の子持ちだ」
  サムス「…人は見かけじゃないってことね」
ファルコン「ま、まぁ、とりあえず、そういう小道具を集めるとするか」
  クッパ「じゃぁ、とりあえず必要なもんもってこさせるか」

 −数時間後−

フォックス「お〜い、食料の支給来たぞ〜」
  リンク「あ、は〜い」
  マリオ「じゃぁ、俺とルイージで適当なやつ引っ張って取りに行くから」
  ゼルダ「なら私たちは続行ね」
  ピーチ「いってらっしゃ〜い」

  マリオ「さてと…ってお前ら、何ぼーっとしてんだ?」
ファルコン「クッパの城から小道具届くの待ってんだ」
  マリオ「じゃぁ暇なんだな、手伝ってくれ」
 ルイージ「グレートフォックスから支給がきたからさ」
ファルコン「え〜、昨日やったばっかりじゃないか」
  マリオ「文句言うなら、何か手伝ってからにしろ」
  クッパ「ま、こうボーっとしてるのもなんだし、しかたがない、行くか」

フォックス「お〜い、早くしろ〜」
  マリオ「お〜、悪い悪い、ってなんかすげぇ量だな」
フォックス「俺がいないの忘れてて余分にそろえちまったんだとさ」
  マリオ「まぁ、ないよりはいいだろ」
 ルイージ「ほら、急がないと間に合わないよ」
  クッパ「さて、久しぶりの力仕事だ」


ファルコン「あ〜、やっと終った〜」
 ヨッシー「腰がいたい〜」
フォックス「あんな大荷物を背負っていくからだろ」
 ヨッシー「だって、そうしないと持てないんですもん」
  クッパ「お〜い、みんなグッタリしてるとこ悪いが…」
  マリオ「どうした?」
  クッパ「城から支給きたからこっちも手伝ってくれ」
ファルコン「ま、またかよ…」
 ルイージ「じゃ、じゃぁ、僕たちは料理の続きがあるから」
  マリオ「頑張れよ〜」
フォックス「おい!逃げる気か!」
  マリオ「何を人聞きの悪い、俺たちはもともと料理班だ」
ファルコン「班って…いつ決まったんだよ」
 ルイージ「それにこれは君たちの管轄でしょ」
  サムス「まぁいいじゃない、さっさとやっちゃいましょうよ」
ファルコン「サムスはちんたらやってたからそんな事が言えるんだろ〜」
  サムス「あ〜ら、レディに力仕事をさせるわけ?」
ファルコン「実戦では散々あばれといて何がレディ…」
  サムス「なんか言った?!」
フォックス「お〜い、馬鹿やってないでさっさといくぞ」
  クッパ「あいつらもとっくに逃げちまったし」
ファルコン「あ!いつのまに!」
 ヨッシー「さすが兄弟…息ピッタリに逃げていきましたよ」
  クッパ「観念しろって、さっきほどきつい物でもない」
ファルコン「ちくしょう、いつか仕返ししてやる」


  リンク「あ、おかえりなさい」
  ピーチ「なんか騒いでたみたいだけど?」
  マリオ「なーに、気にするな」
 ルイージ「お、もうだいぶできてるね〜」
  リンク「えぇ、もう充分間に合いますので、他を手伝ってきてください」
  マリオ「え、いや、そんな遠慮しなくても…」
ファルコン「聞こえたぞ」
 ルイージ「うわぁ!出た!」
ファルコン「そうか、料理はもう大丈夫なんだってな」
  マリオ「い、いや、そういうわけでは」
  リンク「いえ、ほんとに大丈夫なんで、手伝ってきてください」
ファルコン「リンクがそこまでいうんじゃぁ仕方ないよなぁ〜?」
 ルイージ「いや〜、でもやっぱり速いほうが…」
ファルコン「お〜い!フォックス!手伝え!」
フォックス「まかせろ!」
 ルイージ「え!いつのまに後ろに!?」
  マリオ「っておい!いくらなんでも来るの速すぎだろ!」
フォックス「観念するんだな!」
 ルイージ「え〜ん、リンクのアホ〜〜〜〜〜!!!」
  マリオ「なんでこいつらこんなに地獄耳なんだぁ〜〜〜〜!!!」

  リンク「…僕何か悪いことしました?」
  ゼルダ「…さぁ?」


 一方、飾り付け組

   ネス「さ〜て、だいぶ出来てきたな〜」
 ドンキー「なぁ〜、やっぱりバナナも飾ろうぜ〜」
  プリン「そんな発想がでるのはドンキーだけプリよ…」
ピカチュウ「ねぇ〜、いつまでこうしてればいいのぉ〜?」
   ネス「しかたないでしょ、この辺電源がないんだから」
ピカチュウ「だからって僕の電気を使うなんてひどいピカよ〜」
 ドンキー「まぁそういうなって、あとちょっとで貯まるじゃないか」
   ネス「カービィがたまたま巨大充電池持ってたからねぇ」
 ドンキー「なんでそんなもの入ってたのかが謎だが」
ピカチュウ「さっきからそれに電気ばっかりためててすごく暇なんだけど…」
 カービィ「まぁまぁ。あ、ほら、貯まったみたいだよ」
ピカチュウ「あ〜、つかれた〜」
   ネス「まぁ、まだたくさん飾るもの残ってるよ」

   ポポ「やぁ、手伝いに来たよ」
   ナナ「あっちにいても、あまり役に立ちそうになかったし」
   ネス「ありがとう〜」
  プリン「プリ?どうしたプリ?ピカチュウ」
ピカチュウ「…僕の分がまた減るピカ…」
 ドンキー「まぁ、そんなこともあるさ」
   ネス「じゃぁ、しばらくピカチュウに任せて、僕たちは休憩してようか?」
ピカチュウ「もういいピカよ」
   ナナ「…なんか怒っちゃってるみたいね」
  プリン「もうちょっとしたら、ケロっと忘れてるプリよ」

   数分後

ピカチュウ「ねぇ〜!これどこに飾る〜?!」
 ドンキー「…ほんとにケロっと忘れてるな」
   ネス「まぁ、本人は楽しんでるから、それでいいんじゃない?」

 カービィ「そろそろ全部飾り終わるよ〜」
 ドンキー「どれ、どんな感じになったかな?」
   ナナ「わぁ〜、凄い綺麗〜」
   ネス「けど…何か足りないような…」
ピカチュウ「何か?」
   ネス「うん、ツリーには付き物の何かが…」
  プリン「分かった、てっぺんに星がないプリよ」
   ポポ「あ、なるほど」
 カービィ「それなら僕に任せて〜♪」
 ドンキー「…また変なの持ってこないだろうな」
 カービィ「ぶー、今度はちゃんとしたものだよ〜、ちょっと待ってね」
   ネス「…携帯電話?」
 カービィ「あ、もしもし?今すぐここに来てくれない?うん、それじゃよろしく」
   ナナ「…変わった携帯電話ね」
 カービィ「これでワープスターが来てくれるはずだよ」
ピカチュウ「あの星の乗り物ピカね」
  プリン「けど、ここ っていって分かるプリか?」
 カービィ「これから電波でてるから、それで分かるんだって」
 ドンキー「…わざわざ話して呼ぶ意味あるのか?」
 カービィ「それは言わないお約束〜」

 カービィ「あ、来た来た」
   ネス「お〜、ちょうどいい大きさだね〜」
 カービィ「だからいったでしょ、僕に任せてって」

 ドンキー「よ〜し、やっとできたぞ〜」
   ネス「うわぁ〜、綺麗〜」
 カービィ「じゃぁ、試しに電飾も付けてみようよ」
 ドンキー「そうだな、じゃ、スイッチオン」

  カチッ

   一同「おぉ〜〜〜〜〜〜!!」
  プリン「凄い綺麗プリ〜」
   ネス「これで辺りが暗くなったら、もっと綺麗だよ」
 カービィ「これがもっと綺麗になるんだ〜」
ピカチュウ「じゃぁもう切ろうよ、電気がもったいないよ〜」
   ネス「もう、そこまでせっかちにならなくても」
ピカチュウ「これは僕の電気なの!」

 と、その時

  マリオ「ネス!何か手伝える事は無いか?!」
 ルイージ「なんでもいいんだ!なんでもするよ!」
ファルコン「こら〜!まて〜!」
フォックス「逃げるなんて卑怯だぞ〜!」
  マリオ「なんだよ!リンクは他を手伝えったいったから、ここを手伝う事にしたんだよ!」
 ルイージ「そうそう、だからファルコン達は仕事に戻って!」
ファルコン「何を言うか!先に手伝えっていったのは俺たちだぞ!」
フォックス「いいかげん観念するんだな!」
   ネス「あの〜、言い争いに水さして申し訳無いんだけど…」
 カービィ「もうここ終ったよ」
  マリオ「…へ?」
 ルイージ「…終っちゃったの?」
ピカチュウ「うん、ほら」
ファルコン「そうか〜、ここも終っちゃったのか〜」
フォックス「じゃぁ、後は俺たちの所しかないよな〜?」
  マリオ「いや、ほら、でも点検とかあるし」
ファルコン「それくらいこのメンバーだけで充分だ!」
フォックス「ほら!帰るぞ!」
 ルイージ「いやぁ〜、僕もここで手伝う〜!」
  マリオ「何か、何か手伝わせてくれ〜!」

   ネス「…なんだったの?」
 ドンキー「…さぁ?」

 
 そして数時間後

  マリオ「…やっと終った…」
 ルイージ「疲れた〜」
  クッパ「お前等がスキみて逃げ出すからだろ」
  サムス「そっちのほうが余計労力使ったように見えたけど?」
 ルイージ「…もともとファルコン達から逃げると言う考えが甘かった…」
ファルコン「そういう事だ、俺の足をなめるなよ」
フォックス「くそっ、お前等のせいでこっちも余計に疲れた…」
  リンク「あ、皆さん終りました?」
  マリオ「あぁ、なんとかな」
  ピーチ「じゃぁ、料理運ぶの手伝ってくれない?」
 ルイージ「…もう勘弁して…」
  クッパ「料理ぐらいで文句いうなよ」
 ヨッシー「ほら、はやく行きましょう」
  マリオ「もうこうなったらやけくそだ…」

  リンク「あ、そうそう、料理置くテーブルも持ってきてください〜」
  マリオ「…マジ?」
  サムス「ほらほら、速くやる!やけくそマリオ君♪」
  マリオ「しくしくしく…」


 カービィ「あ!料理が来た〜♪」
   ネス「うわぁ〜、おいしそう〜」
  リンク「こっちも綺麗にできましたね〜」
 ドンキー「まだまだ、電飾つけたらもっと綺麗だぞ」
  ゼルダ「ほんと、じゃぁちょっとつけてみてくれない?」
  プリン「いや、それがピカチュウが硬くガードしてるプリよ」
   ポポ「なんでもギリギリまでつけないとか…」
ピカチュウ「この電気はピカチュウのー!」
  ゼルダ「???」


  リンク「さて、これで準備万端ですね」
  マリオ「やれやれ、そこらへんを駆けまわったよ…」
ファルコン「まだいってるのか…」
 カービィ「それじゃ!いただきまー…」
  クッパ「ストップ!」
 カービィ「ほえ?」
  クッパ「こういうのは、最初にするべき事がいろいろあるんだ」
フォックス「例えば?」
  クッパ「そりゃぁ、クラッカーを盛大にならしたり…」
  ピーチ「…意外にこだわるのね」
  クッパ「…息子達のパーティーに付き合ってる内に染み付いたらしいな」
 ドンキー「息子?!」
フォックス「クッパに?!」
  クッパ「…俺ってそんなに子持ちにはみえんか?」
  サムス「ま、まぁ、そんなことどうでもいいじゃない」
  ピーチ「それじゃぁ、まずは盛大に鳴らしましょうか」
 ルイージ「で、肝心のクラッカーは?」
  クッパ「…置いてきてしまった…」
ファルコン「仕方が無い、いくぞマリオ」
  マリオ「なんで俺なんだよ!」
ファルコン「もうこの役はお前が適任だからな」
  マリオ「そんな勝手に…」
ファルコン「まぁいいじゃないか、重いわけでもないし」
  マリオ「まぁ…クラッカーぐらいいいか」


 ドンキー「遅いな…あいつら」
  ピーチ「何してるのかしら?」
  クッパ「あ、しまった」
  リンク「どうしたんですか?」
  クッパ「もってきたクラッカー、ちょっと普通のじゃなくてな…」

ファルコン「おいマリオ!力抜くな!」
  マリオ「そっちこそ力入れ過ぎなんだよ!」
 ルイージ「どうしたの兄さん?その大荷物」
  マリオ「クッパ!なんだよこのクラッカー!めちゃくちゃでかいじゃないか!」
ファルコン「一箱を2人がかりでもつのがやっとだぞ!」
  クッパ「悪い、すっかり忘れておったわ」
フォックス「まぁ、ここまで持ってきたんだからもういいじゃないか」
  マリオ「くそ〜、今日は散々だ…」

  クッパ「というわけで、これがクッパ城特製クラッカーだ」
 ドンキー「なんていうか…でかすぎ」
  ゼルダ「両手で持つのがやっとだわ」
  リンク「それじゃ、せーのでやりましょうか」
  クッパ「待った!クラッカーの向きは上だ」
フォックス「上?」
  リンク「それじゃぁ。せーのっ!」

 ドッパァーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

  マリオ「!!!!!!!!」
 ルイージ「……っぷはぁ!」
 ドンキー「なんだこれ!ほとんど爆発じゃないか!」
  クッパ「だからクッパ城特製って…」
フォックス「う、腕がしびれてるぞ…」
 カービィ「あーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ファルコン「急にどうしたんだよカービィ!」
 カービィ「料理に、料理に紙テープがぁ!!!」
 ドンキー「ぬおぉ!このままじゃぁ食えねぇじゃねか!」
 カービィ「えーーーん!クッパの馬鹿ぁ〜〜〜〜!!!」
フォックス「落ちつけって!どかしたらまた食える!」

  クッパ「ふぅ、やっと終った…」
  サムス「まったく、料理が台無しになるところだったわ」
 カービィ「もう我慢できない〜、早く食べようよー!」
  リンク「それじゃぁ、冷めないうちに食べましょうか」
  マリオ「(なんでこんだけ時間かかって冷めてないんだ?この料理)」

   ネス「あっ!」
  マリオ「今度はなんだよ、ネス」
   ネス「電飾つけるの忘れるところだった」
 ドンキー「そうだ、それつけないと」
 ルイージ「あぁ、そういえばついてないね」
   ポポ「じゃぁ、ここはピカチュウにつけてもらいましょうか」
ピカチュウ「待ってましたッチュ!」
  プリン「どうせならカウントダウンでつけるプリ」
ファルコン「よーし、それじゃぁ 1、2、3、ダー! で」
  サムス「なんでい○きなのよ」
  リンク「普通に秒読みでいきましょう」
ファルコン「掛け声っていったらこれだろう!」
  サムス「あんたはだまってなさい、それにこれは掛け声じゃなくてカウントダウン!」
  リンク「(無視)よし、それじゃぁみんなで」
   一同「5、4、3、2、1!」
ピカチュウ「スイッチオンピカ!」

  カチッ!

   一同「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ〜!」
  ピーチ「すごい綺麗〜」
  ゼルダ「ほんと、幻想的ね〜」
  サムス「まるで星空ね〜」
フォックス「これは宇宙でもそう見れないなぁ」

  リンク「さて、盛り上がったところで」
  マリオ「やっぱり、あの言葉は言わないとな」
  ピーチ「そうよね、定番よね」
  リンク「じゃぁ、みんなで乾杯しながら…」

 ルイージ「よーし、準備OK」
  リンク「それでは、みんなと出会うことができたことを感謝し…」
  ゼルダ「そしてこの日をみんなで迎えられたことに祝って…」
  マリオ「せーのっ!」


          「メリー クリスマス!」
                                「いただきま〜す!」

 (作画 イオラ)





  マリオ「…ん?」
 ドンキー「なんか、1人だけ違う事言ってたような?」
  ピーチ「カービィよ、カービィ」
 カービィ「ほえ?」
フォックス「こいつはそんなことより食い気だな」
   一同「あはははははははははははは!!!」

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 こうして、彼ららしいクリスマスパーティーも多いに盛り上がり、
 21世紀始めの聖夜も、騒がしくすぎていくのでした…