口蹄疫、10府県が埋却地未確認 机上訓練で判明農林水産省は25日、宮崎県の口蹄疫問題を受け、全国47都道府県が実施した口蹄疫発生の机上訓練の検討会を行った。 各都道府県とも農家1戸で口蹄疫が発生したと想定して9月末に実施した机上訓練で、10府県で発生農場が埋却地を確保しているかどうかを把握していなかった。 宮崎県では、埋却地確保の遅れが殺処分の遅れにつながって被害拡大を招いたと指摘されており、同省は「あらかじめ農場に確認しておく必要がある」としている。 同省は2004年に定めた防疫指針で、都道府県は埋却地の確保に努めるとの方針を示している。 検証結果を受け同省は「他県の取り組み状況なども参考にして、あらためて発生への備えを加速してほしい」と話した。 【共同通信】
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