レアアースって何?
最近、中国が、日本や欧米の国々に輸出する「レアアース」の量を制限しているのではないか?というニュースをよく耳にする。
地球上には、鉄、銅、鉛、亜鉛、ニッケルなど、数十種類の金属があるけれども、そのうちの17種類のことを、レアアースと呼んでいる。
この17種類には、他の物質と混ぜ合わせることで、とても便利な性質を発揮するものがある。だから、いろんな製品を作るのに役立っている。
たとえば、レアアースの一種、ネオジム。
磁石を作る時、ネオジムを少し混ぜるだけで、普通の磁石よりも強力な磁石を作ることができる。この性質をいかして、電気製品のモーターが作られている。
モーターを作るには、磁石が必要。同じ強さのモーターを作るにしても、普通の磁石を使うと大きな磁石が必要だけど、ネオジム磁石は小さくてすむ。
たとえば、携帯電話のバイブレーターは、ネオジム磁石を使った小型モーターによって作られている。
レアアースがうまっている国は、中国だけではない。ほかにも、レアアースがうまっている国はある。
しかし、レアアースを掘り出すための開発が進んでいない。
日本はいま、ベトナムやモンゴルに、一緒にレアアースを掘りましょうと呼びかけている。
また、いらなくなった電気製品からモーターなどの部品を回収して、レアアースをリサイクルする技術を開発している。
1円切手はどんなときに使われる?
1円切手は、新聞や雑誌を送るときに使うことがあるんだって。
新聞や雑誌のなかには、郵便で送るときの料金が安くなる物がある。50グラムまで40円、それより重い物は、50グラムごとに6円ずつ増えていく。
そのため、1円切手を使う場合がでてくるんだって。
この仕組みをつくったのは、1円切手に描かれている前島密さんという人だ。
前島さんは、日本の郵便の仕組みを作った人。「郵便の父」と呼ばれている。
前島さんが郵便の仕組みを作ったのは、国民がもっと手軽に情報をやりとりできたら、日本はもっと進んだ国になると考えたから。また、新聞を安い料金で送れるようにすることで、さらに多くの情報が、人々に行き届くようにした。
それが、今の郵便に受け継がれているんだ。
船の底はなぜ赤い?
海には、フジツボという貝の仲間がいる。
フジツボは、まだ子どもの頃に、くっつける場所をさがしながら海の中をただよっている。適当な場所を見つけると、そこにくっついて成長していく。
そのフジツボは、海の岩場や岸壁はもちろん、船の底にもくっつく。
たくさんくっつくと、船が進むのが遅くなったり、かじがきかなくなったりする。
赤いペンキは、フジツボをくっつかなくするために塗る。
赤い色の正体は、銅の一種を粉にした物だ。これが、もともと赤い色をしている。この粉が混ぜられることで赤くなるんだ。
フジツボの子どもは、この中の銅をいやがる性質を持つので、船底にこれを塗ると、くっついてこない。だから、船の底は赤くぬられているんだ。
クリはなぜトゲがある?
僕たちが食べているのは、じつは、クリの種の部分。
クリは、大きくて立派なタネをつくる。なぜなら、確実に芽を出して、子孫を増やすため。
ただ、立派なタネになると、動物にねらわれる危険がでてくる。
タネが完成するまでは、身を守らなくてはいけない。だから、クリにはトゲがある。
ただ、いつまでもトゲの中に入っているわけではない。
秋になるとトゲの中から出てくる。動物に運んでもらうためだ。
動物は、クリの実を食べにくるが、一度に全部は食べきれない。あとで食べるために、土にうめるなどして、たくわえておくことがある。
しかし、自分でうめておきながら、どこにうめたか忘れてしまうこともある。そうした場合は、クリは芽を出せる。
つまり、クリは動物に種まきしてもらっていることになる。
クリはこうして、動物から身を守ったり、逆に動物を利用したりして、子孫を増やしている。
【 2010/10/24 放送(内容は放送時点でのものです) 】