ソウルでの主要20カ国・地域（G20）首脳会議（来月11、12日）を前に、同市内の一部の大学生らが同会議の開催に反対する組織的なデモを計画していることが分かった。

　警察の関係者は25日、「ソウルの一部の大学生らが先月3日、『G20（首脳会議）に反対する大学生運動本部』を結成し、各大学でデモに参加する学生を募集しているとの情報を得た」と語った。

　同関係者は、「デモを計画している大学生らは、G20首脳会議が国際的な経済危機に対処できず、むしろ一部の覇権国家の力を強めるだけだ、という論理を持ち出し、仲間の学生たちを刺激しているようだ。大学生らの組織は、G20首脳会議のソウル開催を前に、同じく反対デモを計画している『G20（首脳会議）に反対する民衆行動』とも連携する可能性が高い」と説明した。

　警察は、大学生らが26日午後、地下鉄4号線水踰駅周辺に集まり、組織的な活動について話し合った後、28日に汝矣島で「G20に反対する民衆行動」と共に集会を開くのではないか、と予想している。

　警察の関係者はまた、「大学生らは今月29日、30日の二日間、延世大で『G20反対　大学生People’s Summit』を開くことを決めたようだ。徹底的な警備体制を敷き、突発的な行動に出た場合、鎮圧に当たる方針だ」と語った。

シム・ヒョンジョン記者