本文へジャンプします。



文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大
※スタイルシートを有効にしてご利用ください


〈独走第36弾〉そしてまたも旧田中派が潰された

数多の政権を葬り去ってきた検察という名の「権力の暴力装置」=本誌政界特捜班

SAPIO 2009年4月22日号掲載) 2009年4月27日(月)配信

9ページ中 2ページ目

前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 次のページ

 行政機関の一部門で国民のチェックが及ばない検察が立法府より力を持てば、「検察ファッショ」の危険がある。

 東京地検特捜部は世論の批判を受け、バランスを取るため二階俊博・経産相ら自民党にも捜査を伸ばすと見られているが、郷原教授は内実をこう看破するのだ。

「小沢事件はこの先新たな問題に発展するようには見えない。特捜部は戦略的な捜査目標もなく、やみくもに突進するだけのガダルカナル的状況に陥っている。バランスを取って自民党側に展開しても、小沢捜査と同様、無理筋の事件ばかりで、ますます泥沼にはまり込むだけではないか」

 しかし、それは単に捜査の見通しを誤っただけなのか。

 過去の大型疑獄事件を振り返ると、政治の地殻変動が起きる時、「検察捜査」という暴力装置が発動されてきた経緯がある。

続きを読む : 「ロッキード」と「グラマン」の対照的な結末

9ページ中 2ページ目

前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 次のページ



掲載誌別に見る



-PR-

注目ニュース

記事提供雑誌

SAPIO 最新号表紙

SAPIO

最新号

SAPIOのホームページ


推奨画面サイズ
1024×768 以上

  • Copyright (C) 2010 小学館 記事の無断転用を禁じます。/各記事のタイトル・本文・写真などすべてのコンテンツの著作権は、それぞれの配信社、またはニフティ株式会社に帰属します。


このキーワードの