長谷川穂積ショック 最愛の母死去
前WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(29=真正)の母裕美子さんが24日、死去した。約3年前からがんを患っており、入退院を繰り返していたが、この日午前8時、兵庫・西脇市立西脇病院で息を引き取った。55歳だった。
長谷川は当然ながらショックを受けている様子だ。所属ジムを通じてのコメントは出さず、夜に自身のブログを更新した。冒頭で「今朝、おかんが天国に旅立ちました」とファンに報告。「今年6月、医師にあと三カ月は厳しいと言われ、今日まで頑張ってきました」「日記を見つけて涙がとまらず、全部見ることができなかった」(ともに原文まま)などと記した。最後に「ありがとう お母さん」と結んでいる。
長谷川は11月26日に世界2階級制覇をかけ、WBCフェザー級王座決定戦(愛知)に出場。1カ月前に届いた悲報だけに、試合への影響が心配される。裕美子さんの病気が判明してからは、1回約300万円もかかる放射線治療もファイトマネーから充てていた。「オカンが頑張るから、おれも頑張れる」と話すなど、母親が心の支えだった。
長谷川は4月30日の11度目の防衛戦に敗北。その時に裕美子さんは「まだまだこれからですから。私も、こんなことで負けませんよ!」と笑顔をつくった。長谷川を含め5人の子を育てた、強い母の姿だった。11月の世界戦が決まったころも「名古屋に試合を見に行きたい」と語っていた。長谷川の父大二郎さん(54)はこの日「死期が近いことを悟っていたのでしょう。自分で『10月いっぱいかな』と話していました」と明かした。
[2010年10月25日9時59分 紙面から]
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