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欽ちゃん勇退!後任に片岡安祐美を指名

 茨城GGの監督を勇退する萩本欽一(右)と後任の片岡安祐美選手(左)
 茨城GGの監督を勇退する萩本欽一(右)と後任の片岡安祐美選手(左)

 今年限りでクラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ(GG)」の監督から勇退することを表明していたタレントの萩本欽一(69)が25日、都内で会見し、後任監督に女性の片岡安祐美内野手(23)を指名したことを明らかにした。すでに本人には伝え、選手兼任になるという。自身の最終指揮試合は、12月12日にレッドソックスの松坂大輔投手(30)率いる「サムライ」戦(平塚)になる。来年以降については、自身の主戦場とも言えるテレビに活動の拠点を置く意欲を示した。

  ◇  ◇

 サプライズの“置き土産”だった。

 勇退試合を発表した萩本監督は後任について「この球団の(監督の)条件を考えました。野球が一番下手で意見を言えない人。選手が自由にできる人。探して決めました。片岡安祐美です」と発表。23歳の“茨城GGのアイドル”を次期監督に指名したと明かした。

 本人には通達済みで、「“え〜、え〜”って。(次期監督と)言ったときは笑ってました。“や〜だ〜”って言いながら(指で)ピースを出してたんで、心の中ではうれしいと思ってたんでは」と反応を振り返った。

 05年に立ち上げた球団への愛着は人一倍。自身がユニホームを脱いでも、女性指揮官なら話題性抜群だ。「(片岡)監督がバント(のサイン)って出しても、うるさいってなる」。選手2人に話したところ冗談扱いされたという。「できれば僕がいなくなって優勝してほしくない。これで頑張ると安祐美監督が優れてるってなる」とおどけながらエールを送った。

 「プロから誘いがなかったから」と勇退理由をジョークで語った欽ちゃん。来年のクラブ選手権北関東予選には来場予定というが、それ以外は次の“夢”へ向かって一線を引く。「もう一つ残務整理をやらないと。これからやるのはテレビですから」と胸の内を明かした。

 70〜80年代に君臨した視聴率男も来年70歳。背番号55に別れを告げ、自分を育ててくれた愛着ある世界に“恩返し”していく。

(2010年10月26日)






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