最後の前哨戦も惨敗を喫し、ぼうぜんとするビリーケン・キッド（右端）ら正規軍を尻目に、勝ちどきを上げるＪＯＫＥＲ＝大阪ミナミムーブオンアリーナ
「大阪」（２４日、ミナミムーブオンアリーナ）
シリーズ最終戦（３１日・大阪府立体育会館第２競技場）での４対４全面決着戦が決まっている正規軍とＪＯＫＥＲが、最後の前哨戦となる６人タッグマッチで激突。これまで劣勢の正規軍はまたしても惨敗を喫し、大一番へ向けて暗雲が立ち込めた。
前日、ＨＡＹＡＴＡとの一騎打ちを制したアルティメット・スパイダーＪｒが最前線で奮闘するが、敵軍に捕まり集中砲火を浴びてしまう。必死に反撃を試みるもＨＡＹＡＴＡのパウダー攻撃で視界を奪われ、トラースキックを食らってごう沈した。まんまとリベンジに成功したＨＡＹＡＴＡは「見ての通りや。これがＪＯＫＥＲの力じゃ。お前、昨日勝ったからっていい気になるなよ！」と高笑いだ。
悠々と退場していくＪＯＫＥＲに、ビリーケン・キッドは「お前ら、そんなこと言ってられるのも来週までだ。…覚悟しとけよ！」と強がったが、勢いはＪＯＫＥＲ側にあることは明白。正規軍はこのまま、新ルード軍の波に飲まれてしまう運命なのか。
(２０１０年１０月２４日)