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【芸能・社会】伍代夏子 歌碑除幕式 「早くいい状態で歌えるように」2010年10月25日 紙面から
歌手伍代夏子(48)の代表曲「鳴門海峡」の歌碑が、鳴門海峡を望む兵庫県南あわじ市の「道の駅 うずしお」に建立され24日、現地で伍代らが出席して除幕式が行われた。8月にC型肝炎で闘病していることを公表してから初の公の場になった伍代は、歌碑とファンの温かい声援を前に「病気も治して、万全の態勢で歌っていけるように頑張っていきたい」と誓いを新たにした。 「鳴門海峡」は伍代がデビュー10周年記念として1996年に発売した作品。当時、40万枚の大ヒットになった。歌碑は、南あわじ市と徳島県鳴門市間の鳴門海峡を結ぶ大鳴門橋の開通25周年を記念して、南あわじ市が約200万円をかけて制作した。 幅3メートル、高さ1・5メートルの御影石には同曲を作詞した故吉岡治氏の直筆の詞がつづられた。ボタンを押すと伍代の歌声が聞こえる仕掛けになっている。 除幕式には中田勝久南あわじ市市長(73)や吉岡氏の長女ら関係者が出席。中田市長は伍代を観光大使にも任命し、「この歌碑でなお一層の全国PRができると思う」と観光客誘致に期待を寄せた。 伍代の歌碑は、「雪中花」(福井県)、「金木犀」(鹿児島県)に続き、今回で3つ目。夫杉良太郎(66)もお祝いに駆けつけた中、伍代は「発売から14年たった歌を歌碑にしていただき光栄です。新たな責任も感じます。歌碑は半永久的にのこるものですから、どの歌も大切に歌い続けていきたい」。その決意をステージでの「鳴門海峡」や新曲「紅一輪」の力強い熱唱に込めた。 昨年8月から始まったC型肝炎のインターフェロン治療は今年12月いっぱいまで続く。発熱などの副作用に悩まされることもあるが、肝機能は正常で、ウイルス量も検知されない良好な状態が続いている。完治までもうすぐ。伍代は「歌碑も闘病の励みになります。健康でいることも仕事のひとつですから、早くいい状態で歌えるようにしたい」と話していた。
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