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【プロ野球】

ロッテ・西岡 谷繁の頭脳を警戒

2010年10月25日 紙面から

練習中に西村監督と話し合うロッテ・西岡(右)=宮崎市内で

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 ロッテ・西岡剛内野手(26)が24日、“谷繁警戒警報”を発令した。日本シリーズの相手が中日に決まったことを受け、何よりも相手正捕手の頭脳を、最重要警戒ポイントに挙げた。

 5年ぶりの日本一を達成するためには、硬軟自在のリードを崩すことが必要。ロッテを引っ張る主将は“知能戦”に負けずに、好球必打を貫く決意だ。「谷繁さんは裏をかくリードをしてくる。その頭脳に負けないように、意識をニュートラルにしたい」。対戦相手が決まり、宮崎合宿で気合を入れ直した西岡は、真っ先に“打倒谷繁”をブチ上げた。

 今年の交流戦で、中日を苦手にした苦い思いが頭をかすめている。4試合で打率2割2分2厘と抑え込まれた。ナゴヤドームでは9打数で安打なしの6三振。敵地での連敗に直結してしまった。「三球勝負をかけてきたり、初球をボールから入ったりしてくる。余裕を持ち、周りを見て、リードしている」。竜投よりも谷繁に苦しめられたとの思いがあるから、今度こそのリベンジをもくろんでいる。

 ただ、警戒するからこそ、打席ではあえて、谷繁の存在を頭から消すという。「谷繁さんを意識したら打てない。ストライクはどんどん打っていかないといけないし、初球から打っていく」。レギュラーシーズンでもこの積極姿勢で206安打を放ち、首位打者に輝いた。日本シリーズでも自分らしさを貫き、落合竜と谷繁を倒す。 (川越亮太)

 

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