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【プロ野球】巨人・伊原ヘッド V逸辞任 フロントへ転身2010年10月25日 紙面から
名参謀がフロント参謀に転身する。リーグ4連覇と日本一連覇を逃した巨人は24日、伊原春樹ヘッドコーチ(61)の退任と球団編成本部シニアアドバイザー(SA)就任を発表した。東京都内で会見した清武代表は、移籍や新人獲得の際に指揮系統の中枢を担う役割を期待した。 竜に日本シリーズ進出を阻まれた屈辱の夜が明け、早くも来季の体制作りが本格化した。名古屋市内で取材に応じた伊原氏は「(現場の)ナンバー2としてやっているわけだから、ケジメをつけないといけない。いつもここ(胸の内ポケット)には辞表を入れて戦っている(ようなもの)。4年やって疲れた」とV逸の責を負って辞任することを表明した。 球団側は当初、来季も伊原氏にヘッドコーチを任せる方針だったが、本人の意向を尊重。編成部門のSAとして豊富な経験を生かしてもらう考えだ。「今後はチームの参謀からフロントの参謀となって、スカウトの総括やトレードの調整確認をしたり、指揮を直接取ってもらうこともある」と清武代表。さらに、「若い人たちの風紀についても厳しく言ってもらいたい」と“風紀委員長”も特命した。 来季のコーチングスタッフは早急に固めるが、前中日2軍監督の川相昌弘氏(46)、元広島、巨人の川口和久氏(51)に加え、元ソフトバンクヘッドコーチの森脇浩司氏(50)の入閣も確実になった。伊原氏の後任のヘッド格には岡崎郁2軍監督(49)、吉村禎章野手総合コーチ(47)らを起用する案が浮上している。江藤智育成コーチ(40)の1軍打撃コーチ抜てき、大西崇之2軍外野守備走塁コーチ(39)の1軍昇格も併せて検討されている。 この日は篠塚和典打撃コーチ(53)、西山秀二バッテリーコーチ(43)、緒方耕一外野守備走塁コーチ(42)と来季の契約を結ばないことも発表された。
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