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【芸能・社会】

ラー油の次はしょうゆ? 食べる調味料で注目集める

2010年10月26日 06時05分

 山形県庄内町のハナブサしょう油が製造する「しょうゆの実」の売れ行きが急増している。「食べるラー油」に続く新たな“食べる調味料”として、にわかに注目を集めているためで、同社は「昔ながらの食べ物が、こんなに人気になるなんて」と驚いている。

 しょうゆの実は、しょうゆを製造する過程で、液体を搾り出す前のもろみ。大豆の歯応えが残り、しょうゆよりも甘みがあって、まろやかな風味なのが特徴だ。

 山形県や熊本県、長野県などの一部地方では昔から、ご飯にのせたり、キュウリなどの野菜を漬けて浅漬けにしたりと食卓で親しまれていた。

 ハナブサしょう油は1823年の創業当時からしょうゆの実を生産・販売。現在では、しょうゆを製造するたるとは別に仕込んで熟成させている。

 テレビの情報番組で5月に紹介されて以降、徐々に県外からの注文が増え、東京・銀座にある山形県のアンテナショップでは今年8月、1カ月で5千個以上が売れて一躍人気商品となった。

 同社の8月の売り上げは昨年の約5倍となり、生産が追いつかない状況で、日に何度も仕込み作業をするようになったという。

(共同)
 

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