[PR]
ニュース:政治 RSS feed
菅政権“立ち往生”…補選敗北や「陰の首相」「仕分け女王」の陳謝 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:菅内閣
蓮舫氏に至っては謝罪が完全に裏目に出た。
国会内でファッション誌の撮影に応じたことについて、蓮舫氏は「院内での議員活動の範囲を超えたものであった」と平謝り。
しかし、撮影の理由を「議員活動」としたのは「参議院警務部の示唆」と答弁していたことを「虚偽ではないか」と森氏に問われると、「結果として虚偽と思われ、警務部に申し訳ない」と答弁。自ら「虚偽答弁」を認めた格好となり、野党の抗議で審議が何度も中断した。
政権の二枚看板のピンチに、最近になく張り切ってみせたのが菅直人首相だ。
「今、リーダーシップについて真正面から答えているじゃないか!」
漁船衝突事件や小沢氏への対応で「リーダーシップがない」と批判されて答弁に立った際、野党議員からのヤジに対し、久々に“イラ菅”を炸裂(さくれつ)させた。
もっとも、首相は森氏の最初の質問に答える際、「森裕子さん」と呼びかけ、民主党の女性議員と人違いする失態も演じた。
この日は与党からも政権批判が飛び出した。小沢氏に近い民主党の川上義博参院議員は、首相の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加検討表明に苦言を呈した。
「消費税もそうだが突然出してくる。『熟議を』と言うが、党内には熟議も何もない」
野党席からは「その通りだ」と拍手がおきた。