スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知>社会

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

耳かき店員殺人、裁判員裁判で初の死刑求刑

 客として通っていた耳かき店の店員江尻美保さん=当時(21)=と祖母鈴木芳江さん=同(78)=を殺害したとして殺人罪などに問われた無職林貢二被告(42)の東京地裁(若園敦雄裁判長)公判は25日午後、裁判員裁判で初の死刑を求刑した検察側が論告で「なんら落ち度がない2人の尊い命を奪った結果は重大で、真摯な反省の態度も見られない」と指摘した。

 弁護側は最終弁論で「反省、後悔しており、死刑にすべきではない」と主張。被告が「命で償うしかないと思うが、批判を浴びて生きて自分がしたことと向き合うしかないという思いも、心を駆けめぐっている」と述べて結審した。裁判員は29日までの評議で極刑か否かの厳しい判断を迫られる。判決は11月1日。

 検察側は、江尻さんに一方的な恋愛感情を抱いた被告が食事の誘いや来店を拒否され、付きまといや待ち伏せを繰り返したが受け入れられず、怒りや絶望感を募らせ殺害を決意したと犯行の経緯を説明。「動機は身勝手で自己中心的。極めて執拗、残虐な犯行態様で、人命軽視は甚だしいが、内省はまったく深まっていない」と批判した。

 1983年の最高裁判決が示した死刑適用の「永山基準」を引用し「刑事責任は極めて重大。死刑回避の事情は見当たらず、罪と罰の均衡や犯罪予防の観点からも死刑が相当」と結論付けた。被害者参加した江尻さんの父(57)の代理人弁護士も同様に死刑を求めた。

 弁護側は「被告は抑うつ状態で善悪の判断能力が低下していた」とし、「自責の念を抱き、罪を償おうとしている。極刑しかないと言えるか考えてほしい」と訴えた。

(2010年10月25日20時08分  スポーツ報知)

この記事をlivedoorクリップに登録 この記事をYahoo!ブックマークに登録

ソーシャルブックマークに登録

お薦めアイテム

携帯サービス

  • ニュース
  • GIANTS
  • 釣り
  • 競輪
NEWS 読売・報知

国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)

NEWS読売・報知の詳細へ

モバイルGIANTS

巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!

モバイルGIANTSの詳細へ

報知つり速報

翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)

報知つり速報の詳細へ

報知競輪情報

携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)

報知競輪情報の詳細へ

スポーツ報知の出版物 スポーツショップ報知
報知新聞社出版局 スポーツショップ報知