亀海、元世界王者を６回ＫＯ！世界へ猛アピール

５回、右アッパーをボディーに放つ亀海（右）

　◆報知新聞社後援プロボクシング「エキサイトマッチスペシャル“ＴＨＩＳ ＩＳ　ＢＯＸＩＮＧ”」▽１０回戦　○日本スーパーライト級王者・亀海喜寛（６回２分３６秒　ＫＯ）元ＷＢＡ世界ライト級王者・ホセ・アルファロ●（２４日・両国国技館）　無敗のホープ、日本スーパーライト級王者・亀海（かめがい）喜寛（２７）＝帝拳＝が“腕試しの一戦”を乗り越えた。ノンタイトル１０回戦で、元ＷＢＡ世界ライト級王者のホセ・アルファロ（２６）＝ニカラグア＝に６回ＫＯ勝ち。

　連打でコーナー隅まで後退させると、相手に立てひざをつかせるダウンを奪う。レフェリーが１０カウントを数え切って試合を終わらせた。３週間前に背中と右肩を痛め不安があったが「アドレナリンが出た」と気迫で元世界王者に打ち勝った。５連続ＫＯで戦績は１７戦１５ＫＯ。“亀海とＫＯはセット”を証明したホープは「初めて後楽園ホール以外で試合をして最高だった。いつの日かもっと大きな舞台でやりたい」と世界奪取をアピールした。

　◆亀海　喜寛（かめがい・よしひろ）１９８２年１１月１２日、北海道・札幌市生まれ。２７歳。札幌商から帝京大。０５年１１月、プロデビュー。今年４月、日本スーパーライト級王座を獲得し、防衛１回。ＷＢＣ、ＷＢＡ同級１１位。戦績は１７勝（１５ＫＯ）。１７７センチの右ボクサーファイター。独身。