山中、７連続ＫＯも反省「情けない試合」

ＴＫＯ勝ちの山中

　◆報知新聞社後援プロボクシング「エキサイトマッチスペシャル“ＴＨＩＳ ＩＳ　ＢＯＸＩＮＧ”」▽１０回戦　○日本バンタム級王者・山中慎介（９回終了　ＴＫＯ）ＷＢＡ世界同級１４位・ホセ・シルベイラ●（２４日・両国国技館）　日本バンタム級王者・山中慎介（２８）＝帝拳＝が、ＷＢＡ世界同級１４位のホセ・シルベイラ（３１）＝メキシコ＝を９回終了ＴＫＯで下し、連続ＫＯ勝利を「７」に伸ばした。山中の戦績は１５戦１３勝（９ＫＯ）２分け。

　サウスポーの山中は、序盤から得意の左ストレートを的確にボディーに打ち込み、主導権を握った。しかし中盤以降、守勢に回るシルベイラに手を焼き、右を不用意に受ける場面も目立ち「情けない試合になった。攻撃と防御がバラバラ」と反省の言葉が口をついた。

　この２年間で７戦全ＫＯ勝利。世界へ向け順調に快進撃を続けるが「もっと早い回で仕留めないと上に行けない。頭を使いながら練習しないと」とさらなる進化を自身に課していた。

　◆山中　慎介（やまなか・しんすけ）１９８２年１０月１１日、滋賀県生まれ。２８歳。南京都高から専大。０６年１月、プロデビュー。今年６月、日本バンタム級王座を獲得。ＷＢＡ世界同級８位、ＷＢＣ同級１３位。戦績は１３勝（９ＫＯ）２分け。身長１７０センチの左ボクサーファイター。独身。