現役横綱で初　白鵬が延暦寺を参拝

　横綱・白鵬（２５）＝宮城野＝が２４日、現役の横綱として初めて滋賀県の比叡山延暦寺を参拝した。７８８年に創建した天台宗の総本山に足を踏み入れ「来場所に向けいい心構えができました。心が豊かになりました」と双葉山の６９連勝に挑む九州場所（１１月１４日初日・福岡国際センター）へ勇気をもらった。

　参拝後には半田孝淳第２５６世天台座主（９３）から息を整えることを意味する「調息（ちょうそく）」と書かれた色紙を贈呈された。半田座主は「息を整えることで人とのつながりも生まれる」と説明。あと７勝に迫った６９連勝も「当然、得られる」と激励され白鵬も「まさしく来場所につながる言葉だと思います」と感謝していた。

　この日の大津巡業では幕内の臥牙丸と三番げいこ。今巡業で初めて幕内力士とけいこしたが「自分のペースでやっていきます」と順調な調整を強調していた。