旧広島市民球場の備品オークション!高額落札も
旧広島市民球場で開かれた球場備品の公開オークション |
昨春までプロ野球・広島カープの本拠地として親しまれ、年内に解体が始まる予定の旧広島市民球場(広島市中区)で24日、球場の備品が公開オークションにかけられ、一塁側ダッグアウトベンチの12万8000円を筆頭に高額落札が相次いだ。
「さよならイベント」の一環で、事前に応募した約60人が参加。落札額は一塁側ブルペンのホームベースが8万1000円、入り口にあったボール形の電灯が5万9000円などで、トイレの表示看板(男女用一対)にも3万9000円の値が付いた。
ベースや観客席は28日からインターネットオークションも行う。広島市は外野スタンドの一部を残して球場を解体し、跡地にイベント広場などを整備する方針で、収益は整備費用に充てる。
一方、解体に反対する市民グループのメンバーが24日、球場の入り口で賛否を問う「投票」を実施した。またイベント終了直前の「終球式」で、投球した秋葉忠利市長に観客の男がボールを投げ付け、警備員に取り押さえられる場面もあった。
[ 2010年10月25日付 ]
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