2010年10月26日3時0分
日航は希望退職に応じた人への「再就職支援」として、(1)資格維持のためのシミュレーター訓練(12月以降は自己負担で1回5万円)(2)航空身体検査の更新(有効期限が11月30日以降の場合は自己負担3万6千円)(3)航空英語能力証明の更新(同1550円)――などを用意している。
しかし、会社によっては「最近の乗務経験」を採用条件にしているところもあり、2カ月も空白が続いている副操縦士は、このままでは再就職が厳しくなる。「これでは再就職支援ではなく、再就職妨害だ」と憤る。会社が組織的に動いて大口の再就職先をあっせんするなど、実効性のある支援を求めている。