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フィギュア男子に4回転時代到来 減点緩和で挑戦しやすく

産経新聞 10月25日(月)20時39分配信

フィギュア男子に4回転時代到来 減点緩和で挑戦しやすく
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NHK杯フィギュアの男子フリーでジャンプを披露する高橋大輔=24日、日本ガイシアリーナ(白鳥恵撮影)(写真:産経新聞)
 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、NHK杯では、男子12人のうち、優勝した高橋大輔(関大大学院)ら日本勢3人全員を含む4人が4回転ジャンプに成功した。今季のルール改正では、多くのジャンプで基礎点が上がったため、回転不足は2段階での判定が導入され、軽い不足には基礎点の70%が与えられる。大幅減点を嫌って回避する選手が多かった大技に挑む環境が整い、本格的な「4回転時代」に突入した。(榊輝朗)

 NHK杯では高橋のほか、日本の羽生結弦(宮城・東北高)、無良崇人(中京大)、さらにケビン・バンデルペレン(ベルギー)が成功。高橋は「みんなが決めるのはいいこと」と、全体のレベルアップを歓迎した。

 国際スケート連盟(ISU)は今季、男子の多くが跳ぶ4回転トーループの基礎点を9.8から10.3に上げた。高橋が世界選手権で挑んだ4回転フリップは11.3から12.3にアップした。

 回転不足は2段階の判定を導入。4分の1から2分の1回転足りないものには基礎点の70%を与え、2分の1回転を超える不足で1回転少ないジャンプの基礎点になる。従来は4分の1回転以上不足すると、一律に1回転少ない基礎点だった。

 2月のバンクーバー五輪で4回転を回避したエバン・ライサチェク(米国)が金メダルとなり、成功したエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は銀メダルで「もう4回転に価値はない」と皮肉った。

 現在の新採点システム導入前の2000年代前半まで、男子のトップ選手は4回転が必須技術だった。日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア部長は「今季は多くの選手が挑む」と見る。芸術性はもちろん、大技も備える選手が頂点にふさわしい時代になる。

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最終更新:10月25日(月)20時39分

産経新聞

 

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