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【軍事情勢】国旗を侮辱する国、される国

2010/10/24 00:06更新

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北京の日本大使館前で日の丸を踏みつけ、抗議する男性=18日午前(共同) 

記事本文

 北京の日本大使館や上海の日本総領事館前などで、満州事変の発端となった柳条湖(りゅうじょうこ)事件から79年を迎えた9月18日、沖縄県尖閣(せんかく)諸島沖で起きた中国漁船衝突事件に抗議する反日デモが相次いで行われ「日の丸」を踏み付けたり燃やす無礼者が跋扈(ばっこ)した。裏を返せば、外国国旗を卑しめることが、どれほど当該外国にとり屈辱であるかを知悉(ちしつ)している証である。ところが、斯(か)くも屈辱を受けながら、民主党政権はじめ日本側の対応は“冷静”であった。いや“冷静”ではなく痛痒(つうよう)を感じなかったのかもしれない。この感性の差は、そのまま両国の外交・安全保障にかかわる力の差である。

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記事本文の続き ■痛痒感じぬ民主党

 中国で開かれていたサッカーの19歳以下(U19)アジア選手権(10月4日)でも、日本VS.アラブ首長国連邦戦開始前の「君が代」演奏中に、観客の男がピッチ内に乱入、スタッフが掲げていた「日の丸」を奪った。

 当然ながら、大会組織委員会は記者会見を開き警備態勢を見直す考えを示した。ただ、試合後の会見で日本チームの監督に事件について質問が出たにもかかわらず、委員会側は「政治的質問には答えない」と一方的に遮(さえぎ)った。国旗・国歌の重みを知る中国サッカー協会は日本サッカー協会に謝罪文書を送付したが、粛々と受け取った日本側の「紳士」な態度に拍子抜けしたことだろう。1999(平成11)年の国旗国歌法案に反対した菅直人首相(64)をいただく国だけのことはある。その内閣の顔ぶれも「左へならえ」。わが国旗に「×印」を付けた看板が並んだ在韓国大使館前での反日デモに国会議員として参加した岡崎トミ子特命担当相(66)が、わが国治安の守護神である国家公安委員長に就任している。

 ■国旗より党旗を神聖視

 民主党の国旗への侮辱は、探せばいくらでも出て来る。昨年8月には、鹿児島県霧島市での衆院選立候補予定者集会で、国旗2旒(りゅう)を裁断して作成された“党旗”が掲げられた。当時の鳩山由紀夫代表(63)に至っては「大変申し訳ない」と謝罪したから、国民としての最低の良識を持っていたかと安堵(あんど)したのもつかの間。「それは国旗ではなく、われわれの神聖なマークなのできちんと作らなければいけない」と、国旗より党旗を神聖視する姿勢を公言している。

 いくら「日本国民」を装っても「地球市民」の化けの皮はどこかではがれる。第1次菅内閣では、官邸での就任会見で3閣僚が降壇時に国旗に対して欠礼したものの、改造内閣では登降壇時とも全員が敬礼した。が、3閣僚が担当省庁での初記者会見で、設置された国旗に一礼しなかった。幼いころから、国旗・国歌の大切さを教えられていないと、こういう不出来な大人になる。

  ■侮辱には刑事罰が常識

 米国の場合、ほとんどの公立校では毎朝、生徒が国旗に正対し、右手を胸にあて「忠誠の誓い」を唱える。

 《アメリカ合衆国の国旗と神の下に、分かつことのできない一つの国家であり、すべての人々に自由と正義をもたらす共和国に、私は忠誠を誓います》

 フランスの国民教育相は2002年、国歌「ラ・マルセイエーズ」の普及キャンペーンを実施。「この祖国愛にあふれ、かつ市民的な歌への愛着を願う」との通達を全国の小・中・高校に出し、国歌誕生の経緯などを詳細に説明したガイドブックを配布した。ただし「市民的な歌」かどうかは、意見が分かれよう。何しろ、民主党左派や社民党の議員・支援者が聞いたら驚愕(きょうがく)するような歌詞だからだ。

 《♪いざ祖国の子らよ 栄光の日は来たれり われらに向かって圧政の血塗られし軍旗は掲げられたり》

 無理もない。「ラ・マルセイエーズ」は仏革命中の1792年にオーストリアに対する宣戦布告に際し、国境の町に集結した部隊を鼓舞するために軍人が作詞・作曲した軍歌だったからだ。「あまりに好戦的」との批判から、歌詞修正論議がほぼ定期的に蒸し返されるが、その都度立ち消えになる。仏共和国の成り立ちを、国民が尊重しているからに他ならない。国歌の重要性を訴えた国民教育相にしても社会党員である。

 ところで、フランスはもとより、前述の中国、ドイツイタリア米国ロシアなど、多くの国で国旗への不敬は刑事罰の対象だ。これに対し、日本は国旗の侮辱行為に刑事罰が科させられない国際的に異常な国家だ。国旗国歌法で「日章旗」を国旗と定めたが、尊重義務規定がない。一方で、外国国旗については、外国を侮辱する目的で国旗などを損壊した場合、外国国章損壊罪として2年以下の懲役、または20万円以下の罰金が科せられる。  

 自国を蔑(さげす)み、害意ある敵性国家にへつらう屈折した自虐体質が、こんなところにも芽を生やしている。

 (九州総局長 野口裕之/SANKEI EXPRESS

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