1週間連続で反日・反中デモ、当局は関係改善に努力

 台湾の東方にある尖閣諸島(中国名:釣魚島)の領有権をめぐる中国の反日デモ、日本の反中デモが、1週間以上も続いている。

 共同通信によると、中国西部の甘肅省蘭州市では24日午前、数百人規模の反日デモが行われたという。日本でも24日、香川県高松市で右翼団体「頑張れ日本! 全国行動委員会」の主催で、300人余りが参加する反中デモが行われた。元航空幕僚長の田母神俊雄氏が率いる同団体は、16日の東京を皮切りに、各地で反中デモを行っている。

 中国では23日にも、四川省徳陽市で大学生や市民約1000人が、「日本は地球を去れ」「日本製品は使わないぞ」などと叫びながら市内の中心部を行進。香港紙・明報によると、香港のある音楽製品販売店では、「日本製品は断固として使用しない。日本人と犬は出入り禁止」と書かれた大型のプラカードが掲げられたという。

 一方、前原誠司外相は22日、「世界第2位と第3位の経済大国である中国と日本が、今後も戦略的互恵関係を維持しながら、大局的な見地で日中関係改善の努力をしたい」と述べた。これについて中国外務省の馬朝旭報道官は23日、ホームページに掲載した論評を通じ、「中国は日本と戦略的互恵関係を維持し、推進していくために共に努力する」との反応を示した。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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