高齢者不明:長崎に「200歳」男性 青森、秋田にも

2010年8月27日 21時1分 更新:8月27日 23時41分

 戸籍上は生存する「超高齢者」の存在が相次いで発覚している問題で、長崎県壱岐市は1810(文化7)年生まれの男性の戸籍が残っていたことを明らかにした。生きていれば今年200歳で、作曲家のショパンや国定忠治と同い年となる。

 市によると、男性の住所や誕生日は不明。06年に戸籍を電算化したが、高齢者の戸籍の見直しはしていなかった。戸籍がありながら住民登録がされていない120歳以上の高齢者はこの男性を含めて72人おり、市は「今後速やかに実態調査をして、戸籍の削除などを進める」としている。

 近代の戸籍制度は、1871(明治4)年制定の戸籍法に基づき始まり、翌72年に初の全国調査が行われて戸籍が作成された。

 27日はこの他に、青森市で184歳女性▽東京都中央区で177歳男性▽横浜市や秋田県能代市で170歳男性--が戸籍上「生存」していることが分かった。【蒲原明佳、前谷宏】

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