2010年8月27日 20時25分
27日の東京債券市場は、小沢一郎前幹事長の民主党代表選出馬を受け、「小沢氏が代表になれば、バラマキ政治になり、財政赤字が拡大する」(アナリスト)との見方から、債券が売られ、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時、前日比0.080ポイント高い1.015%まで急上昇(債券価格は下落)した。1.0%台をつけたのは、今月13日以来2週間ぶり。終値は前日比0.060ポイント高い0.995%だった。
長期金利は、米国など世界経済の先行き不安や円高などを背景に低下を続け、25日には一時0.895%まで下がっていた。
しかし、小沢氏の出馬を受けて市場のムードは一変。「小沢氏は公共事業など旧来型の経済政策を志向する可能性が大きく、財政赤字の膨張は避けられないのではないか」(証券会社)との見方が市場に広まり、国債増発が意識されて債券売りが強まった。【清水憲司】