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組合員大量脱退 AOKIが反論

2010年10月19日

 大手紳士服チェーン・AOKI(アオキ)の労働組合「AOKIグループユニオン」で組合員の大量脱退が続いている問題で、「株式会社AOKI」(横浜市都筑区)が18日、「組合が無理な組織拡大を図った結果、既存組合員に内在していた不満が一気に顕在化し拡大した」とする清水彰社長のコメントを発表した。

 清水社長は「AOKIグループでは組合への加入および脱退は本人の自由意思」と指摘した上で、「ユニオンが就業時間中の勧誘活動などで急速かつ無理な拡大を図った」と主張した。不当労働行為を否定しつつ、「早期解決に向けて対応する」とした。

 ユニオンの柴山敏郎中央執行委員長は「勧誘は休憩時にするよう徹底しているが、労組が拡大を目指すのは当然だ。そのことが原因となって大量脱退が起きるとは考えられない」と反論している。
 同ユニオンは、4カ月で組合員の8割を超える1400人近くが脱退し、会社が違法な脱退勧奨をしたと県労働委員会に訴えている。

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