25日の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=80円台半ばに続伸し、15年半ぶりの高値を更新した。円は17時過ぎに一時80円41銭前後と1995年4月中旬以来となる円高・ドル安水準を付けた。17時時点では前週末の同時点に比べ70銭の円高・ドル安の80円46~49銭近辺で推移している。米国が大胆な追加の金融緩和に乗り出すとの観測を背景にしたドルの先安観が根強く、ドルを売る動きが加速した。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は23日、共同声明で「通貨安競争」の回避を採択して閉幕した。しかし、相場の方向を大きく変えるほどの具体策を取りまとめるには至らなかった。市場は改めて、来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)がどのくらいの規模の追加緩和策に踏み切るかに注目するようになっており、主要通貨に対するドル売り圧力が強まっている。
欧州連合(EU)は11月のG20首脳会議(サミット)に向け、「為替介入回避」で合意を目指す方針を明らかにした。「このタイミングでは日本は為替介入に踏み切りにくい」(国内銀行の外為ディーラー)との見方も、投機筋を中心に円買いを誘った。9~17時時点の円の高値は80円45銭近辺、安値は81円33銭近辺で、値幅は88銭程度だった。
円は対ユーロで反落した。17時時点では同11銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=112円93~96銭近辺で推移している。ユーロが対ドルで大幅に上昇したのを受け、対円でもユーロ買いが優勢となった。ただ、夕刻には日本の為替介入への警戒感が薄れて円が対ドルで上昇したため、対ユーロでも円買いが入り下げ幅を縮めた。
ユーロは対ドルで大幅に反発した。17時時点は同0.0131ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.4032~35ドル近辺で推移している。米国での大胆な追加緩和観測を手掛かりに、ユーロ買い・ドル売りが拡大した。〔日経QUICKニュース〕
東京外国為替市場、EU、G20
日経平均(円) | 9,401.16 | -25.55 | 25日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 11,132.56 | -14.01 | 22日 16:30 |
英FTSE100 | 5,785.80 | +44.43 | 25日 9:28 |
ドル/円 | 80.49 - .52 | -0.67円高 | 25日 17:22 |
ユーロ/円 | 113.05 - .08 | +0.23円安 | 25日 17:22 |
長期金利(%) | 0.895 | +0.010 | 25日 15:00 |
NY原油(ドル) | 81.69 | +1.13 | 22日 終値 |
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