衆議院北海道5区の補欠選挙で、自民党の前の衆議院議員、町村信孝氏の当選が確実になったことについて、民主党の渡辺選挙対策委員長は、党本部で記者団に対し、「非常に残念な結果で、厳粛に受け止めている。補欠選挙になった理由は、民主党の議員が政治とカネの問題で辞職したことであり、当然、政治とカネの問題も敗北の要因にはある」と述べました。
そして、記者団が「小沢元代表の政治資金をめぐる問題は影響したと考えるか」と質問したのに対し、渡辺氏は「敗北の原因の中には、当然それもあるだろう。民意が、まだまだ民主党がこの問題に対してはっきりしていないということであれば、姿勢を見せるべきだ。みずからにかかったさまざまな嫌疑については、ご本人みずからが説明することがいちばんよいのではないか」と述べました。さらに、渡辺氏は「今回の選挙では政権交代の実績も問われた。誠実に謙虚に政権運営をして、スピード感をもって政権交代の成果を見せていかなければならない」と述べました。