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山口組系幹部が風俗情報誌、広告料1億円 みかじめ料か(2/2ページ)

2010年10月25日13時10分

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 出版社の家宅捜索では、風俗店あての領収書控えのつづり数十冊を押収。最新号の広告料は1ページが通常約5万円、表紙裏や真ん中の見開きページが約10万円で、直近の月売り上げが約500万円、純利益は約300万円に上ることが判明。県警は、創刊から2人の逮捕までに、同社が推計で1億円近くを売り上げ、約7千万円の利益を得ていたとみているという。

 社長は罰金70万円、組員は30万円の略式命令を受けた。社長は調べに対して「会社と組は関係ない」と供述したという。2人が同市に本拠を置く山口組系2次団体の傘下にある別々の組に所属していたことから、県警は売上金の一部がこの2次団体に流れていた可能性もあるとみる。

 暴力団の資金稼ぎを巡っては、安定的な資金源とされるみかじめ料の支払いを禁止する暴力団排除条例の制定が全国で相次いでいる。愛知県でも今月成立したが、みかじめ料の形態は多様化しているとされ、商取引との区別の難しさが指摘されている。

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