中国 デモの拡大・過激化防止
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中国 デモの拡大・過激化防止

10月25日 4時6分 twitterでつぶやく

中国では、24日も内陸部の都市で尖閣諸島の領有権をめぐって日本に抗議するデモが起きましたが、中国政府は現場に参加者を上回る警察官を配置したり、国内の報道を抑えたりするなど、反日デモが一段と広がり、過激にならないよう神経をとがらせています。

中国では、24日、内陸部の甘粛省蘭州でおよそ100人から200人の若者らが、中心部で2回にわたって日本に抗議するデモを行いました。また、同じく内陸部の陝西省宝鶏でも学生らおよそ100人がデモを行いました。このうち、蘭州では、反日デモが行われた中心部の広場で、参加者を上回る数百人の警察官が周囲を取り囲んで厳重に警備し、デモの参加者も警察の指示に従ったため、暴徒化するようなことはありませんでした。中国では、この週末、確認されただけで、蘭州と宝鶏のほか、四川省徳陽の3つの都市で、反日デモが行われましたが、中国のテレビや新聞は一切報道していません。中国では、今後もウエブサイト上などで、来月中旬までに少なくとも5つの都市で反日デモの呼びかけが確認されており、中国政府は、反日デモが一段と広がり、過激にならないよう神経をとがらせています。