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【河村vs市議会】

旧知の市議ら決別宣言 相次ぎ個人質問、市長に『失望した』

2010年9月17日

 名古屋市議会で16日開かれた9月定例会の本会議で、市議会の解散請求(リコール)を主導する河村たかし市長に対し、昨年の市長選で支援した民主党の市議らが「失望した」「これ以上支えきれない」と“決別”を宣言した。

 30年以上前、河村市長とともに国会議員の秘書をしていた吉田伸五氏は個人質問の中で、市長選で民主党が河村市長の推薦を決める際に、「誓約書」を交わした話を披露。公約の実現を強調する市長に対して「就任後に市議団と政策を話し合う約束だったのに、一度もなかった。私たちとの約束はどうなったのか」と質問した。

 市長とは16年の付き合いという山本久樹氏も「議員報酬と定数の半減は公約になかった。公約実現というリコールの理由はでたらめだ」と追及した。

 河村市長は「政策協定は済んだと思っている。話し合いを拒んだことはいっぺんもない」と反論。議員の報酬半減は公約にないことを認め、「減税などの政策が議会に認められず、どうにもならなくなったから10年来の主張を提案した」と説明した。

 

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