高橋“暑苦しく”SP首位発進!自己採点は厳しめ
男子SPで首位に立った高橋は連続ジャンプで3回転を決める |
濃厚すぎる2分50秒が、場内の雰囲気をカーニバルに変えた。昨季の世界王者・高橋は78・04点でSP首位発進。「満足はいっていないけど、思った以上に点数を出してくれた。自分でテンション上げるのが難しくて、お客さんにテンションを上げてもらった」。自己採点は厳しくても、ジャッジと観衆のハートを射抜いた。
マンボやサンバなどのラテン音楽をミックスした今季SPは「暑苦しさ」がテーマだ。胸元がはだけたように見える衣装で滑り出すと、会場は一気にヒートアップ。トリプルアクセルでバランスを崩し、3度のスピンのうち1つがレベル2にとどまったが、表現力は圧巻だ。5項目の演技点では、要素のつなぎ以外の4項目で8点台のハイスコアを並べた。それでも「(暑苦しさは)30%。熱帯夜くらいでしたね」と苦笑い。もっと熱く、もっと暑苦しく滑るため、反省は忘れない。
[ 2010年10月24日付 ]
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