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真央“屈辱”自己最低点で8位 フィギュアNHK杯

昨季世界女王の輝きどこへ…ジャンプの着地に失敗し、転倒する浅田真央

◆ SP2位の村上が3位に ◆

 真央が大ピンチだ。女子フリーが行われ、SP8位だった浅田真央(20=中京大)はジャンプでミスを連発し、フリーも8位の85・45点で、合計も133・40点の8位。SP、フリー、合計、順位すべてでシニア転向後、自己ワーストだった。SP2位の村上佳菜子(15=中京大中京高)は94・06点でフリー5位だったが、合計を150・16点とし3位に入った。また、男子SPでは高橋大輔(24=関大大学院)が78・04点で首位に立った。

◆ ファイナル進出は絶望的 ◆

 真央から表情が消えた。4分間の演技を終えると、足元を見つめ大きく息を吐き出した。前日(22日)のSP47・95点に続き、この日のフリー85・45点、合計133・40点もシニアでの自己ワースト。順位もワーストの8位に終わり、GPシリーズ上位6人が出場できるファイナルへの進出も絶望的だ。「オフにジャンプを立て直すようにしてから、まだ完ぺきには直っていない」と唇をかみしめた。

 ジャンプ修正をテーマに据えた今季。6月から3カ月は長久保氏にジャンプ指導を仰いだが、9月からは佐藤コーチに指導を一本化した。指導者は代わったものの、ジャンプに手応えも感じているだけに現状がもどかしい。

 「確率も良くなっているし、問題なく跳べるときもある。半分まで来てる。あと半分できるようになれば、曲がかかっても入ると思う」と真央。例年、シーズン序盤は厳しい戦いを強いられる。昨季もフランス杯、ロシア杯と惨敗しながら、シーズン終盤のバンクーバー五輪で銀メダル、世界選手権では金メダルを獲得。最後に笑えることを信じて、真央がスランプに立ち向かう。

[ 2010年10月24日付 ]

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