西岡V5戦ラウンドVTR/ボクシング
<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇東京・両国国技館
○王者・西岡利晃(34=帝拳)
判定3-0
×同級1位・レンドール・ムンロー(30=英国)
<1回>西岡がサウスポーのムンローに対し、右ジャブで距離をとりながら右や左にと円を描きながら軽快にステップ。距離を詰められムンローに強打されるが、素早く逃げて右ストレートでムンローの出足を止めた。
<2回>1回同様右ジャブが好調。タイミングよく左ボディを連打し、執拗な左右のボディ攻撃を見せた。終盤、ムンローの連打も浴びたが、自分の距離を保ちながら上下に打ち分け主導権を握った。
<3回>ゴングと同時に右ジャブ連打でけん制。じわじわと前に圧力をかけ右ストレートボディを見舞う。ムンローの右ジャブ連打をスウェーでかわすなど決定打を与えず。
<4回>前に出てきたムンローに後退しながら距離をとる。執拗なムンローの攻撃に守勢に回るが、ガードを堅くキープしワンツーからボディで出足を止める。接近戦でパンチが交錯するとゴングが鳴った。4回終わって、39-37、39-37、40ー36と西岡がリード。
<5回>ポイントを挽回すべく前に出るムンローに、ガードしながら耐えぬくと、カウンターの左フックがテンプルにヒット。動きが止まったムンローにパンチラッシュ。さらにロープに追い込み顔面にパンチラッシュもダウンを奪えず。
<6回>粘っこく前に出るムンローのガードのスキをついて左ボディをたたきこむ。距離とりながらバック、サイドと縦横無尽に動いて決定打を許さず。終盤、左フックをヒットすると、顔面にパンチをまとめた。
<7回>至近距離で右ジャブを連打するムンローに、西岡の強烈な右ボディアッパーが決まった。動きが止まったムンローにパンチ連打で圧倒。ガードを下げて嫌がるムンローに、ボディ攻撃で完全に試合をコントールした。
<8回>左右ボディを効果的に決めてムンローの動きを止める。右ジャブから左ボディと多彩な攻撃で相手を寄せ付けず。残り30秒、パンチが交錯する中、ムンローの右目下から出血させた。8回終わって79-73、79-73、79-73で西岡がリード。
<9回>KO狙いで前に出るムンローを、右ジャブで距離をとる。スピードに勝る西岡が、一気に距離を詰めると、左右アッパーを当てて動きを止める。粘るムンローを追い込められなかったが、西岡が終始試合を優位に進めた。
<10回>じわじわと前に圧力をかけるムンローに、左回りに回転しながら右ジャブの高速連打。ひたすら前に出るムンローをアウトボクシングで対抗。的確な右ジャブから、右ボディをたたきこむ。終盤、左ボディで完全に動きを止めて、ロープに追い込みラッシュした。
<11回>足が出なくなって失速したムンローに、顔面にパンチをまとめてラッシュ。ガードを下げてボディを警戒するムンローに対し、上下にパンチをちらして強烈右ボディと有効打を放つ。
<12回>西岡のスピードは衰えず。右ボディで動きをとめてガードの上から顔面へパンチラッシュと圧倒。左ストレートボディでムンローをくの字にすると、左右のボディから左右連打で再び顔面へラッシュ。観客の大歓声を背にKO狙いで西岡が、粘るムンローをロープ際に追い込み怒涛のパンチラッシュ。KOこそ逃したが、西岡が119-109、119-109、119-109の3-0の判定で5度目の防衛に成功した。
[2010年10月24日23時16分]
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