「WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ」(24日、両国国技館)
王者・西岡利晃(34)=帝拳=に敗れた挑戦者レンドール・ムンロー(30)=英国=は「フェアな採点。西岡のスピードが自分より上だった」と完敗を認めた。陣営も「ただの王者に負けたのではなく、本物の王者に負けた」と脱帽。英レスターからは110人の応援団が会場に駆け付けた。“労働者階級の英雄”は「声援が聞こえてうれしかった。僕は今後もゴミ回収業を続ける。ボクシングも仕事も愛してるからね。西岡と再戦できればいいけど、今はチーズケーキが食べたい」と屈託のない表情で笑った。
(2010年10月24日)