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西岡、公開計量に「テンション上がる」

 計量をパスしポーズを決め、余裕の表情でムンロー(左)を見つめる西岡利晃=東京・六本木(撮影・会津智海)
 計量をパスしポーズを決め、余裕の表情でムンロー(左)を見つめる西岡利晃=東京・六本木(撮影・会津智海)

 「WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ」(24日、両国国技館)

 計量が23日、東京・六本木の東京ミッドタウンで行われ、王者・西岡がリミットを500グラム下回る54・8キロでパスした。ボクシングでは異例の屋外で行われた公開計量には約400人のファンが詰めかけた。初の公開計量に臨んだ西岡は「テンションが上がる」とV5達成を宣言。一方の挑戦者ムンローは54・5キロでパスし、WBAライトフライ級暫定王座決定戦に出場する2選手もともに1回で通過した。

  ◇  ◇

 約400人の観衆が見守る中、真っ赤なトランクスをはいた西岡が計量に臨んだ。体重はリミットを500グラム下回る54・8キロ。西岡はまるで勝利を確信したかのように、満面の笑みを浮かべながら両腕を突き上げた。特設会場では、王者に向けて「西岡!西岡!」の大歓声が巻き起こり、お祭り騒ぎだった。

 初の屋外での公開計量に、いつもはクールな男が珍しく感情をあらわにした。「(公開計量は)良かったですね。テンションが上がります。いつもは計量は事務的なものだけど、今日は気持ちが盛り上がった。うれしい」。決戦を翌日に控え、終始笑顔を絶やさずリラックスムードいっぱいだった。

 54・8キロは、これまでの防衛戦の中で最軽量だ。過去4度の防衛戦では、すべて55キロ台でクリアしている。今回は減量が順調で、最後まで無理なく体重を落とすことができた。「ここまで万全の状態です。体調は最高です」。特設会場の壇上から、詰めかけたファンに向かって絶好調をアピールした。

(2010年10月23日)






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