アテネ五輪女子マラソン金メダリストで、2連覇を狙った北京五輪を左脚付け根の故障で欠場した野口みずき(32)=シスメックス=が24日の実業団女子駅伝西日本大会(福岡県宗像市役所前発着)でレースに復帰することになった。
23日に最終エントリーが発表され、出場メンバーに名を連ねた。12月の全日本実業団対抗女子駅伝の予選を兼ねる大会は6区間、42・195キロで争われ、野口は2番目に長い3区(10・5キロ)を走る予定。
2年後のロンドン五輪を目標とする野口は度重なる故障で復帰が遅れ、レースは北京五輪前に出場した2008年5月の仙台国際ハーフマラソン以来。この日、主催者と所属チームは最近やや神経質になっているという本人への取材禁止を求めた。野口も開会式からの帰り際に「頑張ります」と答えるだけにとどまった。
(2010年10月23日)