石破氏　民主批判「また逃げるのか　いかにも姑息なやり方だ」

　自民党の石破茂政調会長は２４日午前、同党の財政健全化責任法案を継続審議とする民主党の方針について「また議論から逃げるのか。なぜ財政健全化が必要かという本質的問題を避け、２０１０年度補正予算案だけ通せばいいというのは、いかにも姑息なやり方だ」と批判した。都内で記者団に述べた。

　自民党は提出予定の財政健全化責任法案の今国会成立を補正予算案賛成の条件としている。しかし、民主党は、継続審議とし通常国会へ先送りする方針を固めている。

　また、石破氏は、今国会での同法案の審議は困難との見方を示した岡田克也民主党幹事長の発言に関し「いかなる権限で言うのか。民主党や政府内できちんと議論したのか。菅直人首相らが（同法案を）非常に肯定的に国会で答弁したことは何だったのか」と非難した。

[ 2010年10月24日 11:07 ]