ＡＫＢ、ＫＡＲＡと競演！初の韓国で５万人ライブ

５万人のファンの前で３曲を披露したＡＫＢ４８

　【ソウル（韓国）２３日】アイドルグループ「ＡＫＢ４８」がオリンピックスタジアムで行われた「２０１０　アジアソングフェスティバル」に出演し、「ポニーテールとシュシュ」など３曲を披露した。メンバーらが韓国語であいさつすると、会場からは「ＡＫＢ」コールも。同フェスには、韓国の５人組女性グループ「ＫＡＲＡ」など、アジア各国を代表するアーティストが集結。日韓のトップグループが夢の競演を果たした。会場は約５万人のファンで埋め尽くされ、ＡＫＢ４８としては過去最大規模のライブとなった。

　秋風が涼しいソウルで、ＡＫＢ４８が躍動した。オリンピックスタジアムに集まった約５万人のファンの前で、「アンニョンハセヨ（こんにちは）」と韓国語であいさつ。「ポニーテールとシュシュ」「会いたかった」「へビーローテーション」の３曲を熱唱し、「ＡＫＢ」コールが沸き上がった。

　ＡＫＢ４８では、この日のために“スペシャルチーム”を結成。じゃんけん選抜で２位となった石田晴香（１６）や指原莉乃（１７）、倉持明日香（２１）、北原里英（１９）らメンバー１６人が韓国入りした。

　ライブでは倉持、北原らが韓国語であいさつ。韓国語が得意という佐藤夏希（２０）は「韓国の皆さんに少しでもＡＫＢ４８のことを知っていただければと思います」と流ちょうな韓国語で訴えた。

　出演前にはＫＡＲＡがＡＫＢ４８の控室を訪問し、互いにエールを交わす場面も。北原は「メンバーの中にもＫＡＲＡさんのファンが多く、（競演は）素直にうれしいです」と話した。

　同フェスはアジア大衆文化の交流を目的に、各国を代表するアーティストが一堂に集まるビッグイベント。今年で７回目で、過去に日本からはＶ６や浜崎あゆみ（３２）、倖田來未（２７）らが参加している。

　今回はアジア６か国・地域から１２組参加。韓国からはＫＡＲＡのほかＢｏＡ、ＲＡＩＮ（ピ）、２ＡＭ、中国からはチャン・リャンイン、マレーシアからは光良らが出演した。

　同フェスを０４年から担当する韓国文化産業交流財団のイー・サンユン氏（３５）は「韓国のグループは激しいダンスなどが主流だが、ＡＫＢ４８はかわいくて親近感がある。メンバーの人数も多いが、うまく組み合って舞台を作り上げるところも新鮮」と話した。

　ＡＫＢ４８としては北京、パリ、ニューヨーク、仏カンヌ、ロサンゼルス、香港に続く７度目の海外公演。国内では数々の大規模なコンサートを実施してきたが、約５万人の前でライブを行うのは過去最大規模となった。